2020年9月23日水曜日

冬季カモ対策 グランドの芝、海上の海苔害について

 朝晩がやっと涼しくなり、秋の訪れを感じられるようになりました。

秋は冬季のカモ対策の準備です。

昨シーズンもたくさんのお問合せレンタルをいただきました。

そのお話から平均的な状況をお話させていただきます。

お困りの方々の参考になればと思います。


冬季のカモ被害は11月~2月末頃。

ピークは1月~2月節分頃。 冷え込みが厳しい夜がに被害が増える。

暖冬の場合は飛来数が比較的少ない。

潜水して採餌する種と水面で採餌する2種類に分けられますが、

芝生や海苔の被害はほぼ潜水しないカモのようです。

12月頃までは穀物や貝などの餌があったものの、寒くなるにしたがって

食べ物が減少、柔らかい芝生や海苔などに被害が増加。


グランドの芝に関しては細くて柔らかいもの、新芽ばかりを食します。

また、夜間暗くて囲まれているため寝床としても最適。

しかし朝には多くの糞が、、、、、

食べ物が草ばかりとなると栄養が少ないので、かなりの量を1羽が一気に食べます。

そのため消化が悪く糞が結構大きいんです。

糞を手作業で拾うとゴミ箱1杯(45ℓ)ほど、時間にすると2~3時間。

糞の箇所はかたまりになっていて、およそ10~20羽ほどだと思われます。

日中に待機できる河川や池が近くにあるグランドを好むようです。


海もグランドも共通している点が、

①同じ箇所ばかりを食べる

②年明けの被害が増える


 この2点を改善する方法を検討中です。



 カモは渡り鳥のため暖かくなると減少します。

 春の水田被害は主にカルガモのようです。カルガモは留鳥です。